症状が軽い場合は、自然 治癒することもあるので、経過を見ても構いません。 副鼻腔炎の昔からの呼び名である「蓄膿症」は、このような状態を指した言葉です。
5再発を繰り返している場合は、病状に応じて、眉毛の下あたりを切るような手術(Killian手術:キリアン手術)を行なうこともあります。 これもアレルギー性鼻炎の鼻水がほとんど前へ流れるのと対照的です。 少量を3〜6カ月服用し続けることで、炎症が抑えられ、副鼻腔内がもとの状態に戻っていきます。
13鼻には、本来、吸い込んだ空気と一緒に入ってきた異物をキャッチし、鼻水と一緒に排出するという機能があります。 炎症が長引くと「鼻茸(はなたけ)」と呼ばれるポリープができることがあり、鼻詰まりや臭覚の低下といった症状を伴います。 鼻風邪をこじらせたのか、鼻水がドロドロになってきて、なかなか治らない……。
7蓄膿症(慢性副鼻腔炎)の症状 蓄膿症(慢性副鼻腔炎)になると、次のような症状が起こりやすく、睡眠の質や集中力の低下など日常生活に悪影響をおよぼす場合があります。 鼻の膿を出す方法を知っておくと症状に困った時の対応に役立てることができるので、憶えておいてください。 副鼻腔粘膜からは分泌液が出ているとともに、副鼻腔粘膜の細胞の働きで、分泌液を鼻腔に輸送しています。
12副鼻腔炎治療のための市販薬もありますが、これらはごく軽度の初期のみ有効と考えた方がよいでしょう。 吸入では、薬はのどのほうにはいくものの、鼻のほうにはいかないため、ステロイドの内服で抑えられていた鼻の症状が、好酸球性副鼻腔炎という形で現れたものと考えられています。