新型コロナを予言していた映画『コンテイジョン』──パンデミック・フィクションへの想像力
しかし翌朝、待機していた部屋に突然マフィアのマノールと手下の男が押し入り、ソフィアは売春婦として売り飛ばされた事を知る。 現実世界ではこの危機に瀕して日本政府は『シン・ゴジラ』みたいな対応はできなかった。
9
しかし翌朝、待機していた部屋に突然マフィアのマノールと手下の男が押し入り、ソフィアは売春婦として売り飛ばされた事を知る。 現実世界ではこの危機に瀕して日本政府は『シン・ゴジラ』みたいな対応はできなかった。
9
新型ウイルスは、驚異的な速度で全世界に広がっていった。 この映画は作中の時間をはっきり見せないので、ここまででどのくらい経過しているのかはわからない。
2011年の「コンテイジョン」と95年の「アウトブレイク」を改めて鑑賞し、後者の着想となった94年のノンフィクション本「ホット・ゾーン」（80年代に起きた米国本土初のエボラウイルス感染とその制圧作戦に迫る）も読んだ。 最後に、この映画を忘れてしまっていた自分を恥じると共に、これからは、一人の映画マニアとして、一人でも多くの人に、この映画を伝えていきたいと思います。 そして遂にワクチンの開発に成功したヘクストール博士は、認証を受ける時間の猶予はないと考え、自らの体にワクチンを打ち込んで、自らその効果を実証してみせました。
13
一方、CDCなどの一連の行動に注目していたアランは国家がこの事態を隠蔽していると考え、記事を書くために独自の調査を開始しました。 ダスティン・ホフマン主演で1995年に公開された『アウトブレイク』や、同じ年に公開されたテリー・ギリアム監督『12モンキーズ』といった「ウイルス拡散」をテーマに大ヒットした作品もありますが、それらと比べると『コンテイジョン』は医療現場の現実により焦点を当てたかたち。
6
Bales, Alan 2010年9月15日. まさに映画の中で演じたシーンとも結びつく行動です。 大規模公開されたものの、興行収入は3億7000万円程度に終わった。
DVD発売元／ワーナー・ホーム・ビデオ まだ何も映し出されてない画面に激しい咳の音から、映画ははじまります。 当局の隠蔽ではないかと疑うアラン。 そしてそんな状況で、噂程度の情報に人が群がる様子も描かれており、そんな状況を悪用して自己の利益を得ようとする人物が現れます。
インフルより致死率の低いコロナへの恐怖で経済が失速し、感染による死者を上回る自殺者を出すなら、真に怖いのは恐怖の蔓延ということになる。
そして、通勤中のバスの中で意識を失ってしまう。 コンテイジョンの結末 世界が平和を取り戻したことで アランは詐欺容疑で逮捕されてしまいます。
12