しかし先ほど示した『ピロリ菌の世代別感染率』グラフのとおり、 高齢者ほどピロリ菌感染率が高いので、たとえば60歳以上のおじいちゃん、おばあちゃんが孫に口移しで食べ物をあげた場合、2人に1人はピロリ菌を移している可能性があるとも言えます。
1140代以上の方で慢性的に胃の不快感や胃痛などがある場合、ピロリ菌に感染している可能性が高いため、一度検査してみることをおすすめします。
胃にはこの強い胃酸があるため昔は細菌が住むことができないと考えられていましたが、ピロリ菌の発見以降、ピロリ菌が胃炎や胃がんなどの様々な胃の病気に関っていることがわかってきました。
ピロリ菌の感染の場合、検査薬の含まれた二酸化炭素が呼気中に排出される。 前述のとおり、ピロリ菌は免疫力の十分でない乳幼児期に、ピロリ菌に感染した親の口移しやピロリ菌に汚染した水を摂取して経口的に感染すると言われています。 ピロリ菌の治療はどうやって行うの? ピロリ菌の治療は2種類の抗菌薬と酸分泌抑制薬の組み合わせで行います。
お住まいの自治体が中学生のピロリ菌検診を行っているかどうかは各自治体にご確認ください。 こうした場合もピロリ菌がいなくなるまで続いた胃炎の影響は残りますので検査結果が陰性であってもやはり内視鏡検査による経過観察の対象になりますが、<自然消失>の場合は胃粘膜の萎縮が相当程度進んでおり、ピロリ菌が陽性の人以上に胃がんになる確率が高い(約80人に1人)とされていますので、内視鏡検査の間隔を短めに設定するなど特に注意が必要です。
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