忌憚なく

「忌憚なく」の意味と使い方、読み方、類語、語源、英語

目上の人に向かって「忌憚なく」という言葉を使うのは、上司に対して意見をいう場合などが考えられます。どんな使い方をするの？それでは、「忌憚のない意見」の使い方について、例文でお示ししましょう。

「忌憚なく」の用例・例文集

忌憚の「忌」という字を使った言葉としては、酷く嫌がることを意味する「嫌忌」、ねたましく思って嫌うことを意味する「猜忌」、慣習的に禁止したり避けたりすることを意味する「禁忌」などがあります。「ご忌憚のないご意見」の2つの「ご」はどちらも尊敬語ですが、かかる語が「忌憚」「意見」で異なりますので、二重敬語にはあたりません。表現方法は「遠慮する」「遠慮しない」「遠慮せず」「遠慮する」「遠慮しない」「遠慮せず」などが、遠慮を使った一般的な言い回しです。

「忌憚のない」って読めますか？正しい意味と使い方は？【あらためて知りたい頻出ビジネス用語＃9】

例文は、「おこがましいとは思いますが、忌憚ない意見を申し上げます」です。

忌憚なく（きたんなく）の意味や使い方は？屈託のない意見/忌憚無く

時と場合に応じて使い分けられるとよいでしょう。英語が苦手で、できれば避けて通りたいという人にこそ、本書はおすすめです。

【忌憚】と【遠慮】の意味の違いと使い方の例文

遠慮する必要がない人に遠慮しないでというと失礼に感じる人もいます。

「忌憚のない意見」や「忌憚なく」の「忌憚」の意味とは？語源・例文紹介

ビジネスシーンにおいてとても便利な表現ですね。「ご気分を害されるかもしれませんが……」「恐縮ですが……」など、前後でしっかりと失礼なことは承知していますが、という気持ちを丁寧に表すようにしたほうがよいでしょう。「忌憚」は「忌（いまわしい）」という嫌って避けるという言葉と、「憚（たん）」という気兼ねするという言葉で構成されています。