そこには、コペル君が叔父さんに話したコペル君が考えたこと・話したことについておじさんからのメッセージが書かれていました。
だが、マルクスを読んだ者なら、「生産関係」の用語についてオヤと思うはずだ。 だからこそ、僕は社会を良くするために生きるのだ、と。 クラス中がガッチンの加勢をしますが、浦川君だけがガッチンに「やめてくれ」ととめるのでした。
22017年12月2日 朝日新聞「天声人語」で紹介されました• 私の「社会」は、現実のつながりとテレビやSNSによるイメージ的な広がりをみせ、その巨大な「社会」では企業などの大きな組織がひしめき合っている。 浦川君は、あつあげを生産する立場です。 ですから人間、一人がよいことをすれば、なんらかの関係でどこかで、だれかが、喜んでいるということを言いたかったのではないでしょうか。
15貧しき友 学校を休んで家を手伝っている浦川君に勉強を教えに行くようになったコペル君。 とても道徳的な、良い考えだと思います。 このコペル君が、おじさんや友達、学校での出来事、また、ニュートン、コペルニクス、ナポレオンなどの偉人や英雄の生き方から、さまざまな学びを得ていく。
92017年の春、NHK出版の編集者から「中学生に読んでもらいたい本は何ですか?」と尋ねられたときに、期せずして「それは『君たちはどう生きるか』でしょう」と答えたところ、夏に私立の武蔵高等学校中学校で特別授業を行うことになり、それを本にすることにしたのです。
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