吹く から に 秋 の 草木 の し を る れ ば むべ 山風 を 嵐 といふ らむ。 『小倉百人一首』022「ふくからに あきのくさきの しをるれば むべやまかぜを あらしといふらむ」(文屋康秀:ふんやのやすひで)『古今集』秋下・二四九 from 古文を入試から教養へ=電脳学館www.strait3d.com

(22)吹くからに 秋の草木のしをるれば

秋 山風 らむ むべ から ば の る 草木 吹く し に の といふ を を 嵐 れ

深草は天皇の陵墓が多くある土地の名で、この場面で亡くなった帝は「 仁明天皇」、御年41歳にして世を去った帝の国葬に参列して、 文屋康秀は追悼の歌を捧げている訳であるが・・・ 草ふかき霞の谷に影かくしてる日のくれしけふにやはあらぬ ・・・冒頭の「草ふかき」は地名「 深草」のベタな読込みで、この種の隠し文字を歌中に織り込む「 物名」と呼ばれる芸当を得意とした康秀が、得々としてこれをやっている図が目に浮かぶようである。

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「吹くからに秋の草木のしをるればむべ山風を嵐といふらむ」という詩がありますが、...

秋 山風 らむ むべ から ば の る 草木 吹く し に の といふ を を 嵐 れ

いはば、 あき人のよき衣きたらむがごとし。 いはば、 あき人のよき衣きたらむがごとし。

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百人一首の意味と文法解説(22)ふくからに秋の草木のしをるればむべ山風を嵐といふらむ┃文屋康秀

秋 山風 らむ むべ から ば の る 草木 吹く し に の といふ を を 嵐 れ

吹くからに秋の草木のしをるれば むべ山風をあらしといふらむ ちょっと差がつく 『百人一首講座』 【2001年9月20日配信】[No. 私がちらと思いますのは。 形部中判事、三河掾(みかわのじょう)、縫殿助(ぬいどののすけ)など官職は低かったのですが、六歌仙の一人で歌人としては有名でした。 原因推量の なるほど、だから山風を嵐と言うのだろう とすると意味が通じます。

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古典文法の質問です。まず、「吹くからに秋の草木のしをるればみ...

秋 山風 らむ むべ から ば の る 草木 吹く し に の といふ を を 嵐 れ

この歌はそうした漢字遊びを取り入れながら、山を転がり落ちてくる晩秋の激しい風の様子を詠んだ歌でもあります。 』と返事したそうです。 六歌仙とは、905年につくられた『古今和歌集』の仮名序 かなじょ (漢文ではなく仮名文で書いた序文だから「仮名序」と言う)に、 きのつらゆき がすぐれた歌人として名前をあげた6人のことを指します。

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吹くからに秋の草木のしをるれば むべ山風をあらしといふらむ

秋 山風 らむ むべ から ば の る 草木 吹く し に の といふ を を 嵐 れ

この歌はそうした漢字遊びを取り入れながら、山を転がり落ちてくる晩秋の激しい風の様子を詠んだ歌でもあります。 そのくらいの返事ですから、恋人同士だったのかもしれませんね。

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「吹くからに秋の草木のしをるればむべ山風を嵐といふらむ」という詩がありますが、...

秋 山風 らむ むべ から ば の る 草木 吹く し に の といふ を を 嵐 れ

・・・これら6人のうち、1)~4)までは実在の歌人だが、5)・番外)については、まことしやかに寸評加えている 紀貫之(を初めとする『 古今和歌集』撰者連)が自ら創出した架空歌人の可能性もあるのである。 なるほど、だから山風のことを「嵐(荒らし)」と言うのだなあ。 上の句で示された根拠を踏まえ「なるほど、だから山風を嵐と言うのか」と理由を推理して納得しています。

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