足もと見るインカラマッはしっかり者ですね。 を出ている。
和人の耳に興味津々で日がな一日遊戯に明け暮れ、谷垣に懐き常に付き添い、幼い身ながら窮地に助力、谷垣出立時には未完成ながらも自作のテクンペ(手甲)を手渡し涙ぐんで見送った。 しかし愛とは繊細なもの。
1前回までは「智春くん」が重要な存在でしたから、トキシゲはあまり気にもされてなかった。 玉井伍長の班にて野間・岡田ら4人で尾形加害犯捜査の任に就き、不審なアイヌ少女(アシㇼパ)を単独で追跡・保護しようとした時、突如現れた白銀の雄狼(レタㇻ)による牙の一振りで右足を砕かれ失神。
20これは幼少期に群れからはぐれた狼が、群れに不要という理由で仲間の狼に殺されるのを見て、そのように合理的で気高くなりたいと狼の毛皮をかぶって遊んでいたため、ポーランド人の父により名付けられたものである。 鶴見の弁によれば「いご草ちゃんの遺体が月島の実家で発見されたのは、月島の刑を軽くするための偽装工作」であり「いご草ちゃんが関東で生きているのは本当だ」とのことだが、月島にいご草ちゃんのことを告げた同郷の兵士は鶴見と通じているような描写もある。 いご草ちゃんがデマを信じ自殺したと考え、激情に任せデマの出処であるし死刑囚となる。
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