このときに飾ったのが、真菰で作った七夕馬や胡瓜や茄子で作った七夕馬で、これが1週間後のお盆の精霊馬に変化したともいわれています。 お供え物は、期間が終わったら食べるものが多いですが、精霊馬にしたなすときゅうりは食べないようです。
浄土真宗という仏教の宗派では、お盆には特別な飾りやお供え物はなく、お坊さんに読経してもらう程度でお盆だからと言って何かするわけではありません。 何故なすときゅうりで作るの? 実はその理由は はっきりとしていませんが、 きゅうりとなすは 夏の時期に多く採れる野菜のため、 容易に手に入りやすく、 どこの地域でも簡単に 収穫できる野菜であった ことから、 きゅうりと なすが 全国的に広まり 使われているものと 考えられています。 「精霊馬」と「精霊牛」の作り方 まず脚部分を作ります。
きゅうり・・・割りばしで4本の脚をつけて「馬」に見立てる ご先祖や亡くなった人の魂がこの世に帰る時に乗るもの なす・・・割りばしや爪楊枝を4カ所に刺し「牛」に見立てる ご先祖や亡くなった人の魂が浄土 あの世 へ戻る時に乗るもの 行きの乗り物が「馬」に見立てられているのは、「早馬」が由来とされています。
その後、首をとりつけます。 ・北海道から中部地方・・・送り火を焚くお盆の最終日のみ ・関東地方・・・迎え火を焚くお盆初日からお盆最終日まで 宗教や習慣によって精霊馬の意味や飾るタイミングが違うので、家ではどんな形をとっているのか調べてみるのも面白いですね。 それから、仏壇の前などに小さな机などを置き、その上に敷物を敷いて、季節の野菜や果物、故人の好物、 「きゅうりの馬」、 「なすの牛」などを置きます。
お盆に入った朝に精霊馬を作ると、迎え火を焚く夕方に間に合いますよね。 あくまでも子供達とイベントの様に楽しみつつ、風習を教えている面が大きいので、地域によっては許されない処分方法なのかもしれません。
10一般的にはふたつ一組となっていますが、ひとつでも差し障りはありません。 なすときゅうりを飾る意味は? お盆の時期、故人やご先祖様の霊が家に戻ってくる際、行き来する乗り物として作られたとされています。 なぜキュウリなの? 精霊馬にキュウリを使うのは、 お盆の季節に手に入りやすい夏野菜だからと言われています。
一方、大昔から日本では初秋(現在の8月頃)に、先祖の霊を迎えておまつりする「魂祭(たままつり)」という行事がありました。
13準備が整い、落ち着いた気持ちで初盆やお盆を迎えられるとうことは、故人やご先祖様が戻られている期間、一緒にゆっくりと時間を過ごすことができます。 他にも、なすの精霊牛は足が遅いので、少しでもこの世から帰るのを送らせようという意味もあります。 お盆のナスとキュウリは牛と馬だった 実はお盆のナスとキュウリはそれぞれ牛 ナス と馬 キュウリ に似せて作られていたんです。
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