8倍にするようなイラストレーションを掲載しているが、世界のこれまでの疫学データのメタアナリシスでは、心血管疾患のリスクは平均1. ですから、 今からでも間に合います、思い立ったすぐその時から、生活習慣の見直しを始めましょう。 The definition and criteria of metabolic syndrome. Diabetes Care 2005; 28: 385-390. 肥満症に、メタボリックシンドロームの人が多いのは確かですが、メタボリックシンドロームは、肥満症に比べて、より動脈硬化性疾患のリスクや糖尿病になるリスクが高いと考えられています。
これは、米国人の一般的な食事から脂肪、コレステロール、肉類や乳製品に多く含まれる飽和脂肪酸を減らし、カリウム、カルシウム、マグネシウム、植物繊維、良質のたんぱく質を多く含んだ理想的な食事プランとされたものです。 そして、おなかの中の脂肪の蓄積が100c㎡以上だと糖尿病や高血圧などの生活習慣病になりやすいことが分かったのです。 このキーワードとは逆の「一有、二多、三少」の悪い生活習慣は、エネルギーの摂取と消費のバランスを崩しやすく、肥満になりがちです。
18表 ウエスト周囲径で判断した内臓脂肪の蓄積が必須項目になっています 図3 新しい診断基準とともによく使われる診断基準です。
それには、寝る前に食べない、食事はよく噛んでゆっくり食べる、菓子の間食やアルコール飲料を控える、よくからだを動かす、といった、どれも当たり前のように思えることを、実直に実践することがカギを握ります。 Diabetes Care 2006; 29: 1123-1124. 腹囲をCRPに置換した提案 2006年 改訂NCEP-ATPIIIの腹囲をCRP0. その意味では、糖尿病よりもむしろ、その前段階である「糖尿病予備群」とメタボリックシンドロームの関係が、より強いと考えられます。 はじめに この1、2年の間に「メタボリックシンドローム」という言葉が、急速に浸透してきました。
Q.糖尿病とメタボリックシンドロームは、ほとんど同じ病気だと考えてよいのでしょうか? A.糖尿病でなぜ血糖値が高くなるのかということについて、前回、少し触れましたが、もう一度簡単に言うと、血液中のブドウ糖が細胞に入り込んでエネルギーに変換される過程に必要な「インスリン」というホルモンの働きが不足するために、血液中にブドウ糖があふれかえるからです。 しかし、メタボリックシンドロームは今の文明社会だからこそ起こってくるのですから、現代人は日々の暮らしの中で工夫が必要になってきます。 Nakamura T, Tokunaga K, et al. これらのことはすべて動脈硬化を進める因子ですが、先に説明しましたように、内臓脂肪組織に脂肪がたまった場合は、脂肪細胞の機能異常によりインスリン抵抗性(筋肉や肝臓でインスリンの働きが低下している状態です。
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