後述するように、もともとは「姓」によって氏族の違いを表していましたが、次第に「姓」だけでは細かい区別が難しくなっていきます。 苗字と名字の意味に違いは? 普段特に意識する事なく使っている苗字と名字、どちらも家族や家系もしくは家の名前を意味していて違いはありません。
14しかし、戦後、常用漢字で「苗」の読みに「ミョウ」が追加されませんでした。
当初は 「名字」は 「なあざな」と読まれていました。 もともと名乗っていた名前は「 字 あざな 」と言い、「名田」と合わさって「名字」という言葉ができました。
16苗字と名字はどう違うの? 苗字と名字では使われていた時代が違います。 平安時代に地名から生まれた「名字」は、江戸時代に一族のつながりをあらわす「 苗字」へと変化していったのです。 元々は「苗」に「末裔(まつえい)」の「裔」をつけて「苗裔(びょうえい)」という言葉から取られました。
19契約書類や名前を書き込む記入欄でもよく目にしますよね。 江戸時代に生まれた言葉ですが、現在ではあまり使われなくなりました。 それらの人々を総称して「氏」といい、氏名(うじめい)がついていました。
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