急性骨髄性白血病生存率

白血病と20代の生存率について

移植は行わずに済みました。一方、小児白血病の完全寛解率、5年生存率は成人よりもかなり高くなっていて、現在では90％以上の子どもたちが完全寛解に成功しています。急性骨髄性白血病の症状や困ったエピソード抗がん剤による副作用と、抗がん剤による骨髄抑制による二次的な症状にはかなり悩まされました。

しかし、大野さんによると「最近は、健康診断や血液検査で発見されるケースが多くなったので、臓器の腫れが出るほど進行した例はまれになってきた」そうです。

免疫力が極端に低下してしまっているため、ちょっとしたことですぐに感染症にかかって重篤な状態になってしまう危険性があります。しかし、現在ではきちんと化学療法を行えば、60歳未満の急性骨髄性白血病の場合、8割が完全寛解に入り、その35パーセント以上が治癒しています。

逆に、「移植といっても、生きるか死ぬかの一種の『賭け』のようなものじゃないか」「生存率をいきなり示すなんてショックが強すぎる。血液検査で病気の可能性が強い場合、骨髄検査に進みます。そのため、「患者さんにとってはきつい治療で、寛解に入った人の3パーセントぐらいが、治療関連死で命を落とす」といいます。

おかげさまで寛解を維持していますが、しばらくは月1回の診察は続くと思われます。さい帯血移植を勧める医師に「もう少し考えさせて下さい」と答えるのが精いっぱいでした。

急性の場合には、出血しやすい傾向があります。

これが100億個以下になると、正常な細胞が増殖できるようになり、症状も消えます。

慢性の場合には、初期症状や自覚症状がわかりにくくなっています。

成人での１年間の発症率は約10万人に１人なのです。