抗生物質が配合されているのでドラッグストアや薬局では売られておらず皮膚科で処方されます。 またびらんや潰瘍といった、皮膚が傷ついている状態だと細菌が巣食いやすいため、このような皮膚に細菌が二次感染してしまった状態の治療にも用いられます。
しかし皮膚の感染症の8割ほどはグラム陽性球菌になるため、グラム陽性球菌に対してそこまで強い抗菌力を持たないゲンタマイシンは、重症の皮膚感染症には力不足となる事もあります。 ではエルタシンはどのようにして細菌を殺すのでしょうか。
ただし、最近は耐性化も進んでいるため有効率は低下してきている印象があります。 静菌作用というのは「細菌の増殖を抑える作用」です。
9なぜならば多くの菌に作用してしまう抗菌薬は、様々な菌に中途半端に作用してしまう事で耐性菌を作ってしまいやすいというデメリットがあるからです。 これを「 耐性」を獲得したといい、薬が効きにくくなった細菌のことを「 耐性菌」と呼びます。 でも、やっぱり継続して行うのは大変ではないでしょうか。
ただ、痔の周辺に細菌の感染が確認できた場合にゲンタシンを使うことはあります。 さらに表在性皮膚感染症、慢性膿皮症、びらん・潰瘍の二次感染といった皮膚の感染症の治療に軟膏剤またはクリーム剤使われています。 使い慣れている先生も多いため処方される事も多いお薬ですが、近年では耐性菌も多くなっているため、漫然と長期間使うべきではないでしょう。