ちょこっと京都に住んでみた

地方局が作るドラマコンテンツの“伸びしろ” 話題作連発のテレビ大阪・岡本Pの狙い

佳奈が訪れた店• こっとう画餅洞茂の頼んだ器を取りに行ったお店町家古本はんのき佳奈が本を買ったお店この本の単行本版を佳奈は購入します。傷ついていても、欠けてても」という発見、そして、路傍の雑草、自分の嗅覚で物を探す楽しさなど、私自身も、佳奈と一緒に再発見していった気がしました。

この番組フォーマットはどの地域でも生かすことができます。わたし、人生に失敗しちゃったんだよね。椅子買うてきたやろ。

好きなことをどんどんどんどん増やしていって、そうして、毎日、生活する。

大阪で生まれ育った岡本プロデューサーは、兵庫県の大学を卒業後、テレビ大阪へ入社したため、実は、京都には住んだことがない。

全12話のレギュラードラマとして『グッド・バイ』『面白南極料理人』『焼肉プロレス』『まどろみバーメイド』『抱かれたい12人の女たち』などを制作、放送してきた。

そんな時、大叔父が怪我をしたと連絡があり、心配した母の頼みで大叔父の住む京都へやってくる。やってるうちに色々好きなことが見つかるやろ。

ドラマなのにドキュメンタリー、完全なフィクションというわけでもない、自然な作りが面白かったです。最後に茂から「京都どうやった？」と聞かれた佳奈は「ちょっと大人になったかも」と言って去りました。いろんな場所や人と出会い、ふれあうことで大叔父の真意を知り、佳奈の心は次第にほぐれていく…。

不思議な場所、笑える場所、住んでみないと見えてこない京都の奥の奥。ぜんぜんだめだし。

大叔父の怪我は大したことはなかったが、せっかくだからと佳奈はしばらく京都に滞在することにする。人に聞いたり、ネットで探すと、はずれが少なく、回り道が少ないかもしれないけれど、そこには自由がない。近藤さん曰く、「京都生まれの京都育ち。