『そして誰もいなくなった』では兵隊島、『十角館の殺人』では角島という孤島がそれぞれ舞台でしたが、『そして誰もいなくなった』では、途中から嵐も外部と遮断する要因として描かれていました。 ミステリー好きには堪らんですね。
12一方、ルポライターの津久見伸助は、同人誌仲間だった坂井の死を記事にするよう雑誌社から依頼され、調べを進める内に、坂井がようやくの思いで発表にこぎつけた受賞後第一作が、さる有名作家の短編の盗作である疑惑が持ち上がり、坂井と確執のあった編集者、柳沢邦夫を追及していく。 さらに、職業や肩書、あるいは特定の行動(例えば女性との性行為)などに関する先入観を利用して誤認を補強する例もあります。 伊坂幸太郎『砂漠』 『』 伊坂幸太郎 著 、新潮社 大学で出会った5人の男女の物語。
7あとは、が上が1987年なのに下は1983年と表記がおかしい。 裏を返せば、作中で隠される事実Xが、作中の人物が知らなくても(あるいは判別できなくても)おかしくない情報であれば、たとえ作中での誤認が最後に明かされても、読者に対するトリックとしては機能しないことになるでしょう。 色々、皆さん意見があるかもしれませんが、カタザトはおそらくこれが一番効果的だろうと確信している定義があります。
補足:叙述トリックでアンフェアになる場合は、地の文にウソはない等の一般的なミステリのルールに抵触するケースと、 登場人物らの会話との整合性がとれないケース(主人公が実は女だったという叙述トリックの場合、他の登場人物らがその点を指摘してもいいシーンでその点に全くふれない等)、 叙述トリックで示された痕跡では、断定できないケース。 なので、知っている範囲で書いていきますね。 145• 一般的には作品全体に仕掛けを施した大がかりなものをして叙述トリックと呼ぶが、叙述の仕掛けがではない作品においても、他のを隠蔽するための小技として使われていることがある。
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