スノーピアサー映画。【ネタバレ解説】映画『スノーピアサー』が描いた階級社会への抗い方『パラサイト半地下の家族』にも通じる巧みな演出【ポン・ジュノ監督、クリス・エヴァンス主演】

スノーピアサー【映画】は意味不明？キャスト・評価・解説・考察！

そんな中、貧困階級のカーティスは自分たちを苦しめる理不尽な支配に立ち向かうべく、仲間と共に反乱を企てる。

これを見れただけでも収穫。ウィルフォードは、子どもは最後尾の車両から安定供給される、その仕事は「決められた持ち場」だとのたまう。本当は近未来SFと書きたかったが、まさに珍未来だ。

スノーピアサーはウィルフォードが開発した永久機関により1年をかけて地球を一周していて、雪と氷に覆われて死滅した世界の中を走り続けています。

ラストシーンは自然への畏敬の念と希望を表現しているのかも知れません。

結果的に主人公のカーティスクリス・エヴァンスは最前の車両にたどり着き、エンジンを支配していたウィルフォードを倒すことに成功する。カーティスは最後尾からウィルフォードの部屋にたどり着いた最初の人間になった。

元々は人類が自然現象に歯向かったから、こんな事になってしまったのです。