一度発症した 毛虫皮膚炎は完治までには10日間程度かかるそうです。 症状には個人差がありますが、眠れない程の強い痒みを感じる場合が多く、 痒みは2〜3週間続きます。
では何故注意が必要かというと、イラガに刺されるととてつもなく痛いからです。 下の写真は、数日前に当院を受診された患者さんです。 わたしの場合、息子と公園で遊んだ夕方、なんだか背中(腰のあたり)が異様にかゆく、 こんなとこ蚊に刺された・・・?! そう思いながら左手を背中に入れ、我慢できずかゆみに任せて掻いてしまったのですが、これがチャドクガ皮膚炎を広げてしまう原因でした。
こちらのチャドクガ記事にも書いたのですが チャドクガなどの毒蛾がもつ毒針毛、これが本当に恐ろしい! 毒針毛は毒蛾のオスの成虫以外はなんと毛虫になる前の卵の時から持っているのですが (メスの成虫が卵を産み付ける際に毒針毛で卵を覆うのです) 恐ろしいことに、この毒針毛に知らず知らずのうちに触っていることがあるのです。 虫刺され用の塗り薬は数種類市販されていますが、痛みや痒みが激しい場合や、 発疹の原因がわからない場合は、速やかに皮膚科を受診しましょう。 刺された人の服に毒針が残っていた場合、その毒針が風で拡散して他の人にも被害を与えかねません。
原因となる虫と、その症状を知ろう アンドン・クラゲ 虫刺されはとても身近な皮膚トラブルです。 しかし確実に除去できているかどうか、わからないので 不安であれば廃棄する事をお勧めします。
1枝ごと切り取り、袋に入れて口をしっかりしめる 幼虫だけとるように作業をすると危険なので、幼虫がいた枝ごと切り取り、ビニール袋などにいれ、しっかり封をし、燃えるごみとして捨ててください。
刺された直後は、痛みやかゆみなどを感じず、自覚症状はありません。 毛虫の被害のなかでも特に多いのが、 チャドクガの幼虫によるものです。 段々とかゆみが酷くなってきたのが その2時間後くらいでした。
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