手術で切除する部位によっては飲み込み機能が失われる。 がんが小さければ、放射線療法や化学放射線療法が選択されることもありますが、再発しやすいがんなので、安易に化学放射線療法を勧めることはありません。 したがって、治療後は禁煙し、飲酒も避けたほうがいいでしょう。
12根治性と、手術などによって失われる機能についてよく考え、治療法を選択する必要があります。 また超音波検査も加え頸部リンパ節転移の有無も総合的に判断します。 2-6. 治療は病状に合わせて手術や抗がん剤、放射線などを組み合わせて行います 4。
3高エネルギーのX線を頸の外から照射し癌細胞を破壊する方法です。 シスプラチン(商品名ブリプラチン・ランダなど)を同時併用した、化学放射線療法において、過分割照射と通常分割照射を比較した「RTOG0129試験」では、3年粗生存率ではHPV陽性と陰性で、84. シスプラチンの代表的な副作用は、悪心・嘔吐、腎機能障害、白血球減少など。 小さな再発は診察しただけではわからないので、必ず画像検査を受ける必要があります。
5頻度と発症原因 頭頸部自体、がんの発生頻度は少なくがん全体の約5%といわれています。 表在性の腫瘍、口蓋扁桃の腫瘍が主体となります。 後遺症として口腔乾燥、頸部の硬い感じなどが残る場合があります。
中咽頭がんの臨床的特徴 中咽頭がんの主な発症原因は喫煙や飲酒がほとんどでしたが、ウィルスが原因で発症するケースが2000年代に入り増えてきているため、中咽頭がん全体も近年増加傾向です。 アセトアルデヒドは、お酒を飲んだら血中に溶け体内に均一に広がりますが、実は唾液に高濃度で含まれるという特徴があります。 また、喉の痛みがなく、首の周りのしこりだけが現れることもあります。
5声に関しては、食道を使った食道発声法や、電気喉頭と呼ばれる機械を使用することで、音声によるコミュニケーションは可能です。 診察で異常がないといわれたら、あまり神経質にならないほうがよいでしょう。
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